2012年11月16日

焼津市長選挙立候補予定者さん2名に公開質問状をお願いしました

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この公開質問状は、候補予定者お二人に全く同じ質問状をお渡しし、ご回答いただいたものです。
頂いたご回答はそのまま、一字一句変えずに転載しております。
この公開質問状および閲覧方法等は、市民の自由な政治活動として認められており、公職選挙法のルールに法っていることを焼津市選挙管理委員会に確認いたしました。

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このブログではコメント表示できないようにしています。
せんたく日和は、どちらかの候補を応援しているわけではなく、全く公平な立場で公開質問状をお願いしました。
このブログをフェイスブックやツイッターなどでシェアしていただく場合、コメントは受け付けないようにお願いします。
また、どちらかの候補を応援するようなコメントを付けてシェアすることも絶対にしないでください。それは公職選挙法に違反することにも繋がります。
もし、そのような記事を見かけた場合には、この記事ごと削除いたします。
ブログに関するご意見やご感想は、オーナーへのメッセージでお願いします。

emoji08お礼icon12
お忙しい中、質問にお答えいただいた両候補予定者様、親切に対応してくださった各後援会事務所の皆様、本当にありがとうございました。
多くの焼津市民に閲覧していただくよう努めさせていただきます。



     公開質問*お名前は50音順で掲載しています。

Q1、防災への女性参加について
防災計画や防災訓練に、子育て中の親たち声(特にママの声)が生かされないままでは不安です。今後どのようにすすめてもらえますか?

清水ひろしさん 回答 
ひとたび災害が起これば一番災害にあいやすいのが、お子さんやお年寄り、障害を持った人たちです。いわゆる災害弱者と呼ばれている方々です。私がこの4年間精一杯取り組んできたものの一つが、この災害弱者をはじめとする市民の安全を守ることです。
 今年9月議会では「津波の不安に市民はおびえている、どうするんだ!」という議員の質問がありました。「生きる!生きる!生きる!」と、私は思わず叫んだのですが、まさに「みんなで生きる!」「津波に勝つ!」と。そのために公共施設の耐震化や避難タワーの設置、防災ビルの指定、防災訓練など取り組んできましたし、今後も、最優先の課題として取り組みます。
 ご指摘のように、これまでの防災計画や防災訓練は、男性主導ですすめられてきた経緯があり、子育て中の親御さんたちや女性の視点が反映されていないことは痛感しております。私が参加していた内閣府の中央防災会議でも、女性の視点を生かすことは大きな課題として取り上げられ、男女共同参画の指針が発表されました。また、東日本被災地の現場からは、避難・避難所運営・仮設住宅での暮らしにおいて、女性の視点がいかに重要であるかという貴重な提言をいただいております。
 それらをふまえ、今年、焼津市の防災会議のメンバーに女性委員を増やし、焼津市の防災計画を作り直しているところでありますが、今後、子育て中の親御さんや女性たちが計画作りに参画していただける「子ども防災部会」「女性防災部会」のような組織も必要だと考えます。
 子育て中のみなさんにとって、幼いわが子が保育園や幼稚園にいたときに地震が起きたらどうしようという不安は計り知れないものがあると感じています。防災教育や防災訓練を、絵に描いたモチではなく、より現実に即したものへと、教育委員会や児童課、各学校・教育施設も動き始めています。
 今年、大井川東小学校では「防災キャンプ」を実施し、子供たちと地域の皆さんやPTAが一緒になって、避難生活の模擬体験をしました。素晴らしい取り組みでした。これらをぜひ各地域にも広げていただきたいですし、親御さんたちは、地域や学校などに呼びかけて、焼津市の防災出前講座を気軽に注文していただくなど、連携を強化していただきたいとも願っています。みんなで生きる!みんなで子供たちを守る!そういう焼津を皆さんと実現していきたいと考えています。

中野ひろみちさん 回答
・現在、焼津市の防災訓練は地域性を考えて、それぞれの自主防が主体になって地域にあった訓練をしています。
・これからはそれぞれの地域性を考えながら皆さんのご意見を取り入れた基本計画を策定したいと思います。


Q2,浜岡原発の今後について
A 防災対策が万全なら「再稼働」してもよい
B 一日も早く「廃炉」に向けて進むべき


清水ひろしさん 回答  B
 3.11東日本大震災以来、私は、人間がコントロール出来ない原子力に依存することはできない、と一貫して主張してきました。現在、浜岡原発は昨年5月以来停止措置がとられ、防潮壁などの津波対策が行われています。しかし、8月29日に内閣府から公表された高波が、防潮壁の高さを上回ること、原発周辺に断層が存在すること、8.11駿河湾沖地震の時の5号機に異常な揺れがあったことなど、多くの問題が指摘されています。また、焼津市は浜岡原発から30キロ圏内に入ります。そして、浜岡原発に事故が起きた場合、その影響は大きく、焼津市のみならず、日本経済を壊滅的な状況にするといわれています。よって、それらに関し安全性が確認されていない現在、再稼働はするべきではありませんし、「廃炉」に向けて検討すべきと考えます。また、その場合でも、浜岡原発の使用済み核燃料を津波被害がうけない場所へ保管すべきこと、再生可能のエネルギーへの転換を強力に推し進めることも、関係機関に働きかけたいと思います。

中野ひろみちさん 回答  -
・廃炉、再稼働を論議する以前に安全性の議論が必要です。
・再稼働にしろ、廃炉にしろ、使用済核燃料の処理、方法、場所、燃料プールの安全性、冷却用水の確保維持であります。これらの安全性が確保する迄は停止すべきであります。


Q3,ビキニ事件について
焼津市の貴重な歴史体験として、ビキニ事件を後世に伝え、平和を愛する焼津を作るために、どんな政策を進めていきますか?

清水ひろしさん 回答
今から58年前に起きたビキニ事件の当時を語れる焼津市民が本当に少なくなっています。ビキニ事件によって、焼津市民は放射能被害を被り、風評被害にも遭いました。しかし、多くの市民の署名が物語るように、核兵器廃絶の思いは市民共通の願いです。一歩ずつ、全国へ、世界へ伝え広げなくてはいけないと強く思っています。市長になり、その思いを形にした一つが焼津平和賞の創設でした。さらにこの賞の定着と発展を図っていきたいと思っています。昨年は、議長とともに、ビキニ事件の現場であるマーシャル諸島を訪れ、事件を体験した島民の皆さんのお話を伺うことができました。今後も、ビキニ事件を正しく理解し、伝える活動や、そのための資料の収集、展示などにも力を入れたいと考えます。
 昨年今年、焼津市の中学生、高校生には広島と長崎の平和式典に参加してもらいました。ある中学生が、「平和とは人が人として生きる環境をお互いにつくっていくこと」、と書いていました。未来を担う世代がここにいる、すばらしいなと思います。ご質問にあるように、市民の誰もが平和を愛するまちを作るには、こうした多くの市民の思いがつながる必要があります。広島市や長崎市だけでなく、平和市長会議や平和を希求するNGO,世界各地のヒバクシャと交流、連携を深めていく必要があると考えます。全国・世界に誇りをもって発信できる、日本一の平和のまち焼津市を育てていくために働きたいと思います。

中野ひろみちさん 回答
・当時、焼津市の受けた精神的・経済的打撃を今一度検証して、市民全体でこの事件を振り返って平和の大切なことを考える機会を造っていきます。


Q4,子育てについて
発達障害をはじめ子育てに悩み、追い詰められている親達が増えています。
地域全体、各世代を巻き込んだ子育て環境が必要です。どんな政策が考えられますか?


清水ひろしさん 回答
発達障害のお子さんをお持ちの方、また子育てに大変な思いをしていらっしゃる親御さんたちが追い詰められているような状況は、何としても解決しなければなりません。
 焼津市内でも子育てにまつわる不幸な事件や事故がありました。子育て家族が、地域での居場所を実感できず、このまま孤立を深めてしまうのではないか、と想像するだけで胸が詰まる思いです。市民の安心安全を第一に考えなくてはいけない市長として、この問題に積極的に関わらなくてはいけないと考えています。
「焼津市が子育てしやすいまち」、と、他市から転入してきた市民に言われ喜んだことがありますが、子育て環境を整えることは定住促進に有効ですし、未来を担う世代を健やかに育てていくことは焼津市全体にとって大変重要です。
 今、焼津市では、子育てサポートを充実させるために、誰もが相談しやすく、情報を得やすいように、専用のネットサイトの立ち上げを進めているところですが、それだけでは不十分であると承知しています。私は一つの案として、中学校区または小学校区を一つの単位として、相談支援ができる窓口をつくりたいと考えています。また、その運営に、サービスを受ける当事者である親御さんたちに積極的に関わっていただくことは大きなポイントだと思っています。
 介護保険制度では地域包括支援センターが中心に高齢者の支援を行なっていますが、同じように障害者や子育てに悩む家族が相談支援してもらえる場所を近くに設けることが重要です。そこから交流がすすみ、地域での居場所作りにつながっていくはずです。また、それは、福祉や教育の枠を超えて、世代を超えて、地域全体の安全安心を確保するものとなるはずです。ぜひ実現したい政策です。
 また、子育て中の親御さんたちのネットワークづくりを応援したり、親御さんたちによる子育て応援事業提案なども形にできるよう、現在進めている市民の事業提案制度をさらに充実させたいと考えています。たとえば、地域で赤ちゃんのお披露目会「こんにちは!赤ちゃん。ようこそ○○町内会へ」をやりましょう。などといった事業提案など、積極的にしていただければと思ったりもしています。私は10年以上、朝、登校時の「旗振りおじさん」を実践してきました。小さかった子が大人になっていく姿をまぶしく見ていますが、地域の人と人が声をかけあって子どもを見守りあえる、そういう焼津が理想です。

中野ひろみちさん 回答
・子育ては親が育てることはもちろんですが、家族・地域が一体となって子育てをすることが大切です。
・公民館単位での地域の皆様と一緒になった子育て教育等を行う場所作りを考えています。


Q5、焼津市の将来像について
(1)20年後の焼津市はこうあるべき(こうしたい)というビジョンを端的に聞かせてください。キャッチフレーズ一言でも結構です

清水ひろしさん 回答
「日本一の食の都」焼津
20年後というと2034年です。昨年市民のみなさんに参加いただき、第5次焼津市総合計画を策定しましたが、総合計画は2011年から2018年のものですから、それからさらに16年後となります。20年後のビジョンとして掲げた「日本一の食の都」は、総合計画の目指すまちの姿をより進化させた、具体的な将来像です。
 「日本一の食の都」構想は、今一度、焼津の資源を再認識し、創造的に育てていくことを念頭にしました。基本には、日本一と唄われた基幹産業である水産業や農業・商業がありますが、それらをつなげ、生かし合わなければ実現できません。食は、健康・福祉・環境・観光・教育・雇用・歴史・交流・輸出・物流・安全など、広い分野にわたって関わる、大きなテーマであり、焼津市が育てていくべき豊かさの価値観ではないでしょうか。日本の一の食の都、焼津。皆さんもぜひ思い描いてください。

中野ひろみちさん 回答
・「地域資源を活用し元気な焼津をつくる」(財源確保)(温泉、深層水、高草山等)
・災害(地震・風水害)に強いまちづくり
・子供は宝・子育て教育環境の整備
・スポーツを振興し、健康増進と他都市とのスポーツ交流を深め、まちの活性化に努める


(2)そのビジョンを形にするために、今の焼津市に一番足りないものはなんだとお考えですか?

清水ひろしさん 回答
 「改革と対話」が今の焼津市には足りないと痛感しています。
 長引くデフレ経済、基幹産業である水産業の低迷、中心地の空洞化・・・その中で活力あるまちづくりを実現するには行政だけの力では無理です。多くの市民、企業、団体のみなさんが力を合わせ、ある時は競争し合って行かなければ実現できません。これまでもその取り組みはすすめてきましたが、行政からの打診や連携の相談に、必ずしも積極的に取り組まれてきたかというと疑問も残ります。残念でなりません。
 第5次総合計画終了の2018年まであと4年です。私は、総合計画に盛り込まれた理念や計画を、まず着実に実現していきたいと考えますが、この計画は10年を一区切りとして考えられており、お尋ねの20年後には15歳から64歳のいわゆる生産年齢人口が15%減少したり、高齢化率が40%近くになると予想されます。その中で自治体のあり方、行政サービスの在り方を根本的に考え直さなければならない時代に入ります。この問題もビジョンの実現とともに市民の皆さんと共有することが不可欠だと思います。
 私は市民や組織が行政と心合わせをしていくことがいちばんのチカラになると信じています。行政は、何が市民にとって一番良いのか、これを最重要に掲げ、前例主義の壁をやぶる勇気をもって、一歩前に進む努力をすべきと考えます。言い換えれば、「改革と対話」、創造的な改革と想像力をもった対話が必要です。
 4年前、市職員の力をもっと引き出せば焼津はぐんと良くなる!と感じて市長に就任しました。今もそう思っています。お役所仕事と言われるのは気の毒なほど、前向きに頑張っている職員が大勢います。まだまだ、改革が足りない、対話が足りない、と思います。

中野ひろみちさん 回答 
・地場を支える経済界と行政の一体制をより密接にすべきだと考えます。
・津波タワーは生命保持・財産保持には堤防・港門の整備が早急な課題だと思います。
・スポーツ施設の拡充


3)そのビジョンに基づいて、「市長に就任したら絶対にやりたい!」と考えていることはなんでしょうか?

清水ひろしさん 回答
 「日本一の食の都」構想は、長期ビジョンであり業界分野も多岐にわたる壮大な計画です。
そのために、まず「焼津成長戦略会議」を立ち上げて、会議の柱に本構想を置き、市民・産業界・行政を一つのテーブルに集めて計画づくりに着手します。
 私の後援会リーフレットやチラシにも書かせていただきましたが、やりたい!すすめたい!と考えていることは多々あります。市長1期目は、前例踏襲や特定の利害関係など、これまでの焼津の「しがらみ」と格闘してきた4年間でもありました。次の2期目、これからも「津波に勝つ!」「さらに躍進!」を胸に、市民にとっていちばん良いことは何かの一点を、私の市長としての絶対の思いとして、全力で市政に尽くします。

中野ひろみちさん 回答
・地場産業の活性化
・堤防の嵩上げ・港門の整備
・保育園待機児童の早期解消・学童保育の充実
・乳幼児医療の無料化



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Posted by せんたく日和 at 21:41│Comments(0)焼津のこと
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